あ、欲しい!見つけた瞬間、思いました。このゴーカートの二人に会ったのは随分昔、下北沢の小さなアク
セサリーショップです。ブルーとレッドが10台くらいずつ、ピアスやリングが入ったガラスケースの特等席に
陣取っていました。即、「これください」と叫びました。二坪くらいの店だから、叫ばなくても良いけど、興奮し
てつい。すると若いオーナーが「ごめんなさい、主人のモノで売り物じゃないんです」と頭をペこっ!すかさ
ず、ぼくが「そこをなんとか」といってぺこっ!そのあと、ぺこっ!の応酬を5~6回。結局、ご主人に交渉し
てもらうということで最後はぼくが、ぺこっ! 翌日お店のオーナーが「主人が首を縦に 振りません」といっ
て、再びペこっ!の応酬を数回。それから毎日ぺこっ!の応酬をしにお店に通いましたが、朗報は聞けな
い。ところが、ふふふ、半月後くらいかな、ご主人の首がついに縦にコクン。しかも信じられないくらい安くゆ
ずっていただきました。 そういうエピソードが、ぼくのおもちゃのひとつひとつにはあるんです。整理のコツ
は捨てることっていう人がいるけど、そういう人って、思い出をカンタンにポイできるのかな?淋しいなぁ。
いつだったか何かの本で岡本太郎の幻の壁画の記事を読んだ。ぼくの記憶が正しければ、
メキシコのホテルのための壁画。 だがホテルの計画が頓挫して行方不明だと書かれてい
た。広島への原爆投下を抗議した大作。モノクロームの写真の記憶があるが詳細は曖昧。
だが、数年前に壁画が見つかり、修復された。東京・渋谷をはじめ3つの都市が展示したい
と名乗りをあげ、結果は東京・渋谷に。 そして、数日前から、渋谷のJRと京王井の頭線を
結ぶ通路の壁に展示されている。タイトルは「明日の神話」 ぼくは彼の作品の中でいちば
ん好きだ。群を抜いて素晴らしいと思う。 原爆投下という愚かな行為に抗議する、太郎版
ゲルニカだと思う。 メキシコから日本へおかえりなさい。渋谷にくる機会があれば、ぜひ見
て欲しい!
昔々、アメリカ映画の中で見つけたトースターに、幼いぼくは恋をした。大人に なったら、絶
対に手に入れる! そのサンビームのトースターに、東京・下北沢で はじめて出会った日の
感激といったら、それはもう!!! でも、ぼくにはまだ 買えない。その様子を見て、ぽんと
買ってくれた人がいた。夢かと思うくらいう れしかった。でも、ありがとうの気持ちを、どう表
現しよう。ふと、思いついたのが、トースターが主役のお話。写真は、思いついたときに描い
たイメージ・ス ケッチ。★世界一ぼくにやさしかった方の思い出です。
天気予報のキャスターが、赤とんぼが羽化するのは梅雨のころと話していました。でも、夏は暑さを避
けて、涼しい山で過ごすとか。平地に戻ってくるのはお盆のころ。赤とんぼが避暑に行くなんて知って
いましたか?いつか奥多摩の渓谷にフライフィッシングに行ったとき、竿の先やクルマのアンテナにと
まってのんびりしている赤とんぼをたくさん、見かけました。「秋なのに、残暑が厳しいからずっと避暑
地ぐらしですか?」ときいてみましたが、お返事がありません。すやすやお昼寝していたのかな?
一週間以上の旅に出かけるとき、ぼくはまず、持ち物リストをつくる。そのときの1枚が、きょう部屋
を整理していたら出てきた。フフフ、持って行くものすべてを。ほら、イラストです。どこで何をする
かを考えながら、浜辺ではアロハだなぁ、時計はオメガのシーマスター。ん、万一に備えて男の勝
負下着もいるかなぁ・・・なんて、アホなことは考えません。この持ち物リスト作りが、ぼくの旅の楽
しみの第一歩。これを、日記にもなる大判のノートに貼ってから、旅の準備をするのです。いま、リ
ストを貼ってるノートに書いてる日記というか観察ノートを読んでいるけど、とても楽しい。この時の
旅では、ファイロファックスの手帳にも、絵日記みたいなのを描いてる。ノートはホテルで、手帳は
飛行機の中やカフェ、浜辺、とTPOで使いわけていた。あ、また持ち物リストをつくりたくなるような、
旅に出たいな。
Author:yoh・yoh
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